従来の請負型のビジネスモデルからの脱却を目指して自社ブランド商品を開発することに成功し、業界からも高い評価を得ることができたが、生産体制が未だ整っていないことから多くの引き合いに応えられず注残が一向に解消できない。
このような状況では企業成長に向けて新たなセールスプロモーションもできないため、何とか大きな設備投資もせずに生産性を向上させることができないか。
「ものと情報の流れ図」を作成し製造プロセスを見える化することから着手し、「もの（製品）の流れ」をスムーズにするためのボトルネックの解消、ムダ、ムラの解消を計画的に取り組むことを提案します。
実際の活動に当たっては、現場の方々、関係者を巻き込み一つのチームとなって活動することを提案します。
２０項目以上に渡る製造工程の全般の改善、冶工具の新規導入、製造工程の順序の変更、工作機械の可動率の向上などにより、活動を開始して３ヶ月で生産性は約1.5倍になり、６ヶ月後で約２倍、そして12ヶ月後で３倍を達成することができた。
合わせて活動に携わった現場の方々の現場改善に対する関心と自信を高めることができた。
